ネペタ・シックスヒルズジャイアントはキャットミントの大型品種。
シルバーリーフにブルーの花が美しく、のびやかな草姿が魅力的な多年草です。
葉には良い香りがあり、触れると癒されます。
ネペタ・シックスヒルズジャイアントは、花期が春から晩秋までと長いのですが、繰り返しきれいに花を咲かせるコツは切り戻しにあります。
今回は、ネペタ・シックスヒルズジャイアントの育て方をご紹介します。
もくじ
シックスヒルズジャイアントの特徴
シルバーの葉にブルーの花の色合いが美しく、ふわっとした草姿が繊細な印象の多年草です。
ハーブの一種でミントに似た香りがありますが、どちらかというと甘めの香りです。触れる度に良い香りに癒されます。
春から晩秋まで長い間繰り返し咲きます(冷涼な地域以外では夏は花が止まります)。
乾燥に強く、高温多湿は苦手です。
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シックスヒルズジャイアントの基本データ
科名 | シソ科 |
属名 | イヌハッカ属 |
分類 | 耐寒性多年草 |
学名 | Nepeta racemosa ‘Six Hills Giant’ |
開花期 | 4〜10月 |
花色 | ブルー |
草丈 | 70〜90cm |
葉張り | 60cm程度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い(高温多湿には弱い) |
日照 | 日向 |
シックスヒルズジャイアントの栽培環境
日当たり・置き場所
ネペタ・シックスヒルズジャイアントは、日当たり、水はけ、風通しの良い乾燥気味の環境を好みます。
花壇に植えるなら、風通しの良い最前列に植えるのがおすすめです。
用土
用土は水はけの良いものを使いましょう。
鉢植えの場合は、草花用の培養土やハーブの土で問題なく育ちます。自作するなら、赤玉土4、鹿沼土3、腐葉土3の配合土がおすすめです。
地植えの場合は、掘り上げた土にたっぷりの腐葉土を混ぜ込み水はけの良い環境を作ります。さらに少量の有機石灰も混ぜ込んでおくと良いでしょう。
ネペタ・シックスヒルズジャイアントの育て方
水やり
ネペタ・シックスヒルズジャイアントは、多湿は苦手なので、水の与えすぎに注意しましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、根付いた後は水やりの必要はありません。夏に暑い日が続き雨が降らなかった場合のみ、たっぷりと水やりをするようにしてください。
肥料
ネペタ・シックスヒルズジャイアントは肥料はほぼ不要です。
肥料をあげ過ぎると花上がりが悪くなります。
鉢植えで生育が悪いようなときのみ、春か秋に緩効性化成肥料を少量与えましょう。
植え付け・植え替え
ネペタ・シックスヒルズジャイアントの植え付け・植え替えの適期は春と秋です。
地植えの場合は、数年植えっぱなしで構いませんが、株が混み合ってきたら株分けして植え直します。
鉢植えは根詰まりしやすいので、1〜2年ごとにひと回り大きい鉢に植え替えるか株分けします。
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手入れ
繰り返しきれいに咲かせるコツは満開後の切り戻し
ひと通り花が咲き終わったら地上部を10~20cmくらい残して刈り込んでおくと、3週間ほどで再びきれいに花を咲かせます。
夏越し
夏越しのポイントは梅雨前の切り戻し
ネペタ・シックスヒルズジャイアントは、高温多湿が苦手で、風通しが悪いと蒸れて枯れることがあります。
梅雨前には地上部を20cmくらい残して刈り込みましょう。
こうして風通しを良くしておくと夏越しが楽になります。
冬越し
寒さには強いので特別な防寒対策は不要です。
晩秋に花が終わったら、地際近くで刈り込みます。さらに、株元をバーク堆肥などでマルチングしておくと良いでしょう。
▼冬の間に写真のように新しい芽が出てきます。
病害虫
害虫はほとんどありません。
多湿な環境で灰色カビ病が発生することがあります。
増やし方
ネペタ・シックスヒルズジャイアントは、株分け、挿し木で増やせます。
どちらも適期は春と秋です。
他の品種のネペタ
ネペタには他にも、草丈が60cmほどの『ウォーカーズロウ』、草丈40cmほどの『ジュニアウォーカー』、葉がライム色の『ライムライト』などがあります。
写真のネペタは葉がライム色の『ライムライト』
草丈が25cmほどのコンパクトな品種です。
ライムライトは花が咲かない時期もカラーリーフとして楽しめます。
後ろのリーフプランツは『ルメックス』
緑葉に赤い葉脈が個性的ですが、どんな植物にも合わせやすいリーフプランツです。
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