ネペタ・シックスヒルズジャイアントの育て方|長期間きれいに花を咲かせるコツ

ネペタシックスヒルズジャイアント

ネペタ・シックスヒルズジャイアントはキャットミントの大型品種。

シルバーリーフにブルーの花が美しく、のびやかな草姿が魅力的な多年草です。

葉には良い香りがあり、触れると癒されます。

長期間きれいに花を咲かせるコツは切り戻しにあります。

今回は、ネペタ・シックスヒルズジャイアントの育て方をご紹介します。

シックスヒルズジャイアントの特徴

花壇のネペタ・シックスヒルズジャイアント

我が家の庭から 左の薄いブルーの花がネペタ

シルバーの葉にブルーの花の色合いが美しく、ふわっとした草姿が繊細な印象の多年草です。

ハーブの一種でミントに似た香りがありますが、どちらかというと甘めの香りです。触れる度に良い香りに癒されます。

春から晩秋まで長い間繰り返し咲きます(冷涼な地域以外では夏は花が止まります)。

乾燥に強く、高温多湿は苦手です。

 

シックスヒルズジャイアントの基本データ

シソ科 イヌハッカ属(ネペタ属)

耐寒性多年草 

 

開花期   4月〜10月

花色    ブルー

草丈    70〜90cm

葉張り   60cmくらい

耐寒性   強い

耐暑性   強い(高温多湿には弱い)

日照    日向〜半日陰
     

シックスヒルズジャイアントの育て方

花壇のネペタ・シックスヒルズジャイアント

6月初めの花壇

栽培環境

日当たりと風通し、水はけの良い、乾燥気味の環境を好みます。

花壇に植えるなら、風通しの良い最前列に植えるのがオススメです。

水はけが良ければ半日陰でも育ちます。

水やり   

多湿は苦手なので、水の与えすぎには注意します。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。

庭植えの場合は、根付いた後は水やりの必要はありません。

肥料

基本的に肥料は不要です。

鉢植えで生育が悪いようなときには、春か秋に緩効性化成肥料を少量与えてください。

植え付け  

春と秋が適期です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土かハーブの培養土を使用します。

地植えの場合は、掘り上げた土にたっぷりの腐葉土と少量の苦土石灰をすき込んで、10日ほどおいてから植え付けます。

*苦土石灰の代わりに有機石灰を使うとすぐに植え付けできます。

植え替え

春と秋が適期です。

鉢植えは根詰まりしやすいので、1〜2年ごとにひと回り大きい鉢に植え替えるか株分けします。

地植えの場合は、植え替えは必要ありませんが、大きな株になって混み合うようなら株分けして植え替えます。

6月ネペタ・シックスヒルズジャイアント

6月の庭から 左の白い花は宿根リナリア

手入れ 

咲き終わった花茎は切り取ります。 

春から晩秋まで花を咲かせるには、満開の時期が過ぎて花上がりが悪くなってきた頃に、半分くらいの丈で切り戻します。

3週間くらいすると、また花を咲かせます。

繰り返しきれいに咲かせるコツは満開後の切り戻しですよ〜

夏越し

高温多湿は苦手で、風通しが悪いと蒸れて腐ったり枯れたりしてしまいます。

梅雨前には地上部20センチくらいでバッサリと刈り込みましょう。

こうして風通しを良くしておくと夏越しが楽になります。

梅雨前の切り戻しは元気に育てる大切なポイントだよ〜

冬越し

寒さには強いので特別な対策は不要です。

晩秋に花が終わったら、地際近くで刈り込んでおきます。

▼冬の間に写真のように新しい芽が出てきます。

ネペタ・シックスヒルズジャイアントの冬芽

2月の庭から

病害虫   

害虫はほとんどありません。

多湿な環境で灰色カビ病が発生することがあります。

増やし方  

株分け、挿し木で増やせます。

いずれも適期は春と秋です。

他の品種のネペタ

ネペタには他にも、草丈が60cmほどの『ウォーカーズロウ』、草丈40cmほどの『ジュニアウォーカー』、葉がライム色の『ライムライト』などがあります。

キャットミント・ライムライト

5月の庭から

写真のネペタは葉がライム色の『ライムライト』

草丈が25cmほどのコンパクトな品種です。

ライムライトは花が咲かない時期もカラーリーフとして楽しめます。

 

後ろのリーフプランツは『ルメックス』

緑葉に赤い葉脈が個性的ですが、どんな植物にも合わせやすくオススメです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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