リュウノヒゲは丈夫で育てやすい常緑の多年草。
あなたの庭にもぜったい植えて欲しい!
でも、リュウノヒゲって和風の植物でしょ⁉︎
たしかに、緑葉の品種は和風の庭では定番植物になっています。
でも、斑入り葉の「ハクリュウ」や黒葉の「コクリュウ」は、お洒落な雰囲気で寄せ植えや洋風の庭にもおすすめです。
リュウノヒゲは適応環境が広く丈夫な植物なので、ぜひ植えてみてください。
今回はリュウノヒゲの特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
リュウノヒゲの基本情報
キジカクシ科 ジャノヒゲ属
耐寒性多年草
原産地 東南アジア・日本
学名 Ophiopogon japonicus
別名 タマリュウ、ジャノヒゲ
花色 白から淡紫色
花期 7〜8月
草丈 10〜20cm
耐寒性 強い(マイナス15度)
耐暑性 強い
日照 日向〜日陰
リュウノヒゲの特徴
リュウノヒゲは、日本や東南アジアの森林地帯に自生する常緑性多年草。
日向から日陰まで場所を選ばず育ち、暑さ寒さに強い丈夫な植物です。
常緑性で冬も葉があるので、シェードガーデンのグランドカバーの定番になっています。
7月〜8月には小さな白い花を咲かせ、秋には実もつけますが、目立たないので鑑賞価値はあまりありません。
濃い緑の葉色が和の雰囲気で、小型品種の「タマリュウ」はグランドカバーによく使われます。
斑入り葉の「ハクリュウ」や黒葉の「コクリュウ」は洋風の花壇や寄せ植えにおすすめです。
生育しても草丈20cm前後で、安定した草姿が長い間楽しめます。
爆発的に増えることもなく、手がかからない使い勝手のよい植物です。
個人的には「ハクリュウ」や「コクリュウ」は、寄せ植えや花壇にどんどん取り入れていって欲しいと思います。
リュウノヒゲの育て方
栽培環境
日向から日陰まで育ち、暑さ寒さに強く場所を選びません。
やや湿った環境を好みますが、多少の乾燥には耐えます。
枯れることがあるとしたら、乾燥させすぎが原因のことが多いです。
斑入り品種の「ハクリュウ」は、日陰の方が斑がきれいに出ます。黒葉の「コクリュウ」は、日当たりが良い方が葉色が美しくなります。
踏みつけには強くないので、グランドカバーに使う場合は人が通る場所には向きません。
水やり
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷり水やりします。
地植えの場合は、根づけば水やりは不要です。ただし、雨が当たらない軒下のような場所は、土が乾いたら水やりしてください。日向に植えている場合も、乾燥が続くような場合は水やりします。
肥料
基本的に肥料はいりません。
鉢植えで成長が思わしくない時は、春か秋に緩効性化成肥料を控えめに与えます。
植え付け・植え替え
真夏と真冬を除けば、いつでも植え付け・植え替えができます。用土はあまり選びません。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込んでおきます。
手入れ
これといった手入れはありません。
植えっぱなしで大丈夫です。
夏越し・冬越し
暑さ寒さに強いので、特に対策はいりません。
霜や雪にも耐えます。
冬に寒さで葉が傷んだ場合は、春に新芽が出る前に地際で切り戻しておくと、きれいな葉が出そろいます。
病害虫
特にはみられません。
増やし方
春と秋に株分けで増やせます。
まとめ
- 日向から日陰まで育ち、暑さ寒さに強い常緑性多年草
- 小型品種のタマリュウはグランドカバーの定番
- 踏みつけには弱いので、人が歩く場所には向かない
- ハクリュウやコクリュウは寄せ植えにおすすめ
- 初心者でも育てやすい
和の印象が強いリュウノヒゲですが、丈夫な性質と使い勝手の良さから欧米では人気の植物です。洋風の庭でももっと取り入れられると良いのにな〜と思います。
「ハクリュウ」や「コクリュウ」はちょっと値段が高めですが、それだけの価値はあります。ぜひ一度お庭や寄せ植えで使ってみてください。
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