ピンピネラ マヨール・ロゼアは、セリ科の多年草。
ピンク色の小さな星型の花が集まり、繊細なレース状の花を咲かせます。
よく似た花姿のホワイトレースフラワーやブルーレースフラワーは一年草ですが、こちらは多年草なので、一度植えれば毎年花を咲かせます。
今回はピンピネラ マヨール・ロゼアの特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
ピンピネラ マヨール・ロゼアの基本情報
セリ科 ミツバグサ属
耐寒性多年草 冬季半常緑〜落葉種
原産国 ヨーロッパ
学名 Pimpinella major ‘Rosea’
花色 ピンク
花径 7cm前後
花期 4月中旬〜10月
草丈 50〜70cm
耐寒性 強い(マイナス20℃前後)
耐暑性 中
日照 日向〜明るい半日陰
ピンピネラ マヨール・ロゼアの特徴
小さな星型の花が集まって、細かいレースのような花を咲かせます。花の色は優しいピンク色で、咲き進むとさらに淡い色に変わります。
花茎は株元からたくさん立ち上がってよく分枝し、次々と花を咲かせてくれます。
花期は4月中旬から10月ですが、高温多湿には弱く、夏の間は花が休みます。
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ピンピネラ マヨール・ロゼアの育て方
栽培環境
日向〜やや半日陰で、水はけの良い環境を好みます。
耐暑性は強くはないので、夏は半日陰になる場所が最適です。
水やり
適湿を好みます。強い乾燥と多湿は苦手です。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷり水やりをします。乾かしすぎ、水のやり過ぎに気をつけましょう。
地植えの場合は、降雨に任せますが、乾燥が続くようなら水やりをしましょう。
肥料
必要に応じて春か秋に緩効性化成肥料を施します。
植え付け・植え替え
植え付け
植え付け適期は秋です。
春に植え付けることもできますが、苦手な夏までにしっかり根を張らせたいので、秋植えがおすすめです。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、水はけの良い環境を作り植え付けます。高温多湿は苦手なので、午後は日陰になるような場所に植え付けましょう。
植え替え
植え替え適期は秋です。
鉢植えの場合は、根詰まりするようなら、ひと回り大きな鉢に植え替えます。
地植えの場合は、植え替えの必要はありません。
手入れ
咲き終わった花がらは摘み取ります。枯れ葉は取り除いて、株元を風通し良くしておきましょう。
夏越し
高温多湿に弱いので、鉢植えは半日陰に移動しましょう。
地植えの場合は、梅雨入りの頃に周りを手入れして風通し良くしておきましょう。
冬越し
冬の間は葉を落とします。耐寒性は強いので特別な防寒対策は不要です。
病害虫
特にありません。
増やし方
株分けで増やせます。株分けの適期は秋です。
ピンピネラ マヨール・ロゼアの栽培記録
我が家のピンピネラ マヨールの苗は、おぎはら植物園で購入したものです。
植え付けたのは晩秋で、この頃には冬芽を残して落葉していました。
翌年の4月中旬に最初の花芽が上がり、7月初旬まで次々と花を咲かせました。夏の間、花は咲きませんでしたが、9月下旬になって再び咲き始め、ひと月ほど咲いていました。
植え付けた場所は日向でしたが、思ったより丈夫で、今年で4年目を迎えています。
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