ピンピネラ マヨール・ロゼアは、小さな星型の花が集まり、レースのような花を咲かせる多年草。
繊細な雰囲気が魅力です。
今回はピンピネラ マヨール・ロゼアの特徴や育て方を紹介します。
ピンピネラ マヨール・ロゼアの基本情報
セリ科 ミツバグサ属
耐寒性多年草 冬季半常緑〜落葉種
原産国 ヨーロッパ
学名 Pimpinella major ‘Rosea’
花色 ピンク
花径 7cm前後
花期 4月中旬〜10月
草丈 50〜70cm
耐寒性 強い
耐暑性 中
日照 日向〜やや半日陰(暖地では明るい半日陰)
ピンピネラ マヨール・ロゼアの特徴
小さな星型の花が集まって、細かいレースのような花を咲かせます。
花の色は優しいピンク色。咲き進むとさらに淡く変化します。
花茎が株元からたくさん立ち上がってよく分枝し、次々と花を咲かせてくれます。
高温多湿に弱く、夏は花が休みます。
*我が家では4月下旬〜7月初旬まで花が咲き、夏の間は休んで、9月下旬になって再び咲き始め、ひと月ほど咲いていました。
|
ピンピネラ マヨール・ロゼアの育て方

花壇のピンピネラ マヨール・ロゼア 草丈50cmくらいになっています
栽培環境
日向〜明るい半日陰で水はけの良い土壌で育てます。
(暖地は明るい半日陰)
春や秋は日向でも大丈夫ですが、夏は半日陰の方が良いと思います。
水やり
強い乾燥と高温多湿は苦手です。
鉢植えは用土が乾いたらたっぷり水やりします。
乾かしすぎないように、過湿にならないように気をつけてください。
地植えは降雨に任せますが、乾燥が続くようなら水やりしてください。
肥料
必要に応じて春か秋に緩効性化成肥料を施します。

4月下旬の庭から
植え付け・植え替え
植え付け
植え付け適期は10〜11月です。
*春に植え付けることもできますが、苦手な夏までにしっかり根を張らせたいので、秋植えがおすすめです。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、水はけの良い環境を作り植え付けます。
*地植えは午後は日陰になるような場所を選んで植え付けましょう。
植え替え
適期は春か秋。
鉢植えの場合は根詰まりするようなら、ひと回り大きな鉢に植え替えます。
地植えは植え替え不要です。
手入れ
咲き終わった花がらは摘み取ります。
枯れ葉は取り除いて、株元を風通し良くしておきましょう。
夏越し
高温多湿に弱いので、鉢植えは半日陰に移動します。
地植えの場合は、梅雨入りの頃に周りを手入れして風通し良くしておきましょう。
冬越し
冬の間は葉を落とします。
耐寒性は強いので対策なしで越冬します。
病害虫
特にありません。
増やし方
植え替えの時期に株分けで増やせます。
我が家のピンピネラ マヨール・ロゼア

4月下旬のピンピネラ マヨール・ロゼア
我が家のピンピネラ マヨールの苗は、一昨年の10月下旬におぎはら植物園で購入したものです。
花壇の準備ができていなかったので、とりあえず5号鉢に鉢上げしておいて、花壇に植え付けたのは12月下旬でした。
この頃には冬芽を残して落葉していました。
3月下旬に冬芽が動き出し、4月中旬には花芽が上がり、7月初旬まで次々と花を咲かせてくれました。
実はこの場所はミモザの足元で、午後は半日陰になる場所でした。
ところが、陰を作ってくれるはずのミモザが枯れてしまったので、ほぼ一日中日が当たる場所になってしまいました。
夏はどうなるか心配していましたが、元気に乗り越えてくれました。
(植え付けてある周りを手入れして、風通しはかなり良い状態にしました)

10月8日の庭から
そして、9月下旬にはまた花を咲かせ始めました。
その後2度目の冬を越して、今年も可愛い花を咲かせています。
▼レースのような花を咲かせる植物はこちらから
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。