秋は宿根草の植えどき!秋に植えたい3つの理由、植え付け時の注意点|宿根草の苗、秋の販売はいつから?

秋は宿根草の植え時

宿根草は、一度植えると長く楽しめるので、ガーデニング初心者の方にもおすすめの植物です。

宿根草の植え付け適期は、一般的には春か秋と言われていますが、私のおすすめは秋植えです。

今回は、宿根草を秋に植えたい3つの理由と、秋に植える際の注意点、宿根草の秋の流通時期をご紹介します。

秋に宿根草を植えたい理由

宿根草の芽吹き

2月下旬 休眠から目覚めた宿根草

秋に宿根草を植えたい理由は、大きく分けて次の3つです。

1:根がよく張り元気な株に育つ

宿根草は冬の間は地上部を枯らすので、成長していないように見えますが、実は土の中では根が成長を続けています。

この時期にどれくらい根を張らせたかによって、春以降の株のボリュームや花数に大きく影響が出ます。

根がよく張った状態で春を迎えると、花期にはたくさんの花を咲かせやすくなります。

2:夏越しが楽になる

秋に植えた宿根草は、根がよく張っていて体力があるので、暑い夏も乗り越えやすくなります。

春に植えた宿根草は、夏までにしっかりと根を張ることができず、品種によっては夏越しが難しくなることがあります。

3:春に比べて苗の種類が豊富

秋は、春に比べて宿根草の苗が豊富に流通しています。また、春は品種によって苗の価格が高騰することもあります。

秋に宿根草を植えるときの注意点

宿根草の苗

1:冬の寒さに耐えられる種類を選ぶ

地域によって冬の寒さは違うので、植えたい宿根草が自分の地域の最低気温に耐えられるか、事前に調べておきましょう。

ネットで植物の名前を調べると、植物に関する情報が幅広く得られます。

2:寒冷地は11月までに、暖地では年末までには植え付ける

地域によって差がありますが、目安としては、最高気温が10℃を下回りはじめる2週間前までには植えたいですね。

植える場所が決まっていなくて、すぐに植えられない場合は、ひとまずひと回り大きい鉢に鉢増しして、地植えするまでに少しでも根を張らせておきましょう。(根が張っていない苗は鉢増しする必要はありません。)

宿根草の苗、秋の販売はいつから?

宿根草の苗

では、秋に宿根草の苗が出回るのはいつ頃からでしょう?

宿根草の種類が豊富なことで有名な『おぎはら植物園』さんに質問すると、次のようなお返事をいただきました。

おおよその品種が9月下旬頃からの販売予定となっております。
*来週あたりから徐々に増え始めますが、販売の初めは苗が若いので10月ごろが良いです。

時期が早いと苗が若いようです。10月に入ってから購入した方が良さそうです。

たしかに、私が昨年9月中旬に購入したエキナセアは、小さな苗で、根もあまり張っていませんでした。そのためか、3ポットのうち2ポットは今年は花が咲きませんでした。

『苗が若いと一年目は花が咲かないことがある』ということも、覚えておきたいですね。

▼『おぎはら植物園』さんのショップはこちらから

春に宿根草を植えるときの注意点

宿根草の苗

鉢増しした宿根草

春に植えるなら、花が咲く前に、なるべく早いタイミングで苗を植え付け、夏までにしっかりと根を張らせましょう。

春に宿根草を植えることも悪いことではありませんが、開花が始まると根の成長が徐々に止まっていくと言われています。

そうすると、夏までにしっかりと根を張ることができず、暑さが苦手な品種は夏越しできないこともあります。

まとめ

冬の宿根草

12月 落葉前のゲラニウム

  • 秋植えにすると冬の間に根が成長する
  • 根がよく張った状態で春を迎えると、花期にたくさんの花を咲かせる
  • 苗の流通は9月下旬から始まる
  • 苗の植え付けは10月頃からが良い(寒冷地は11月までに、暖地では年末までには植え付ける)
  • 秋に植えるなら事前に植物の耐寒性を調べておく
  • 春に植えるなら花が咲く前に、なるべく早いタイミングで

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。

*「Amazon」のアソシエイトとして、「ゆるっとガーデニング 」は適格販売により収入を得ています。