サルビア・ネモローサ・スノーヒルとは?育て方を初心者にもわかりやすく解説

満開のサルビア・ネモローサ・スノーヒル

サルビア・ネモローサ・スノーヒルは、シソ科の宿根サルビアの一種で、春から秋にかけて真っ白な小花を穂状に咲かせます。

若いうちは株がまとまりにくいですが、2年目以降は大株になり、びっしりとドーム状に花を咲かせ見応えがあります。

草丈は30〜50cmとコンパクトなので、花壇では中段から手前にかけて植えるのがおすすめ。薔薇と同じ時期に咲くのでローズガーデンにも最適です。

花後は早めに切り戻すと繰り返し咲き続けます。

暑さ寒さに強く、丈夫で育てやすい宿根草です。

サルビア・ネモローサ・スノーヒルの基本情報

サルビア・ネモローサ・スノーヒルの白い花

シソ科
アキギリ属
分類 耐寒性多年草
原産地 ヨーロッパ
学名 Salvia nemorosa Schneehugel
花色
花期 春〜秋
草丈 30〜50cm
葉張り 30〜60cm
耐寒性 強い(マイナス15℃〜マイナス25℃)
耐暑性 強い
日照 日向

サルビア・ネモローサ・スノーヒルの育て方

満開のサルビア・ネモローサ・スノーヒル

栽培環境

日当たりが良く、乾燥気味で水はけの良い場所が最適です。

鉢植えで育てることもできますが、2年目以降は大きな株になるので、地植えの方が魅力を発揮できます。

水やり

乾燥気味を好むので、鉢植えは用土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

地植えは根付いてしまえば水やりの必要はありません。

肥料

植え付け時に元肥を施せば、その後の肥料はほとんど不要です。

よほど生育が悪い時のみ、春か秋に緩効性化成肥料を施します。

サルビア・スノーヒルの白い花

花は下から上へと咲き上がっていく

植え付け

植え付けの適期は春か秋です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土かハーブの土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた庭土に腐葉土やバーク堆肥を混ぜ込み、水はけの良い環境を作ります。さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

植え替え

植え替えの適期は春か秋です。

鉢植えは根詰まりしやすいので、毎年春か秋に一回り大きい鉢に植え替えるか株分けをします。

地植えは植え替えの必要はありませんが、大株になって生育が衰えた場合は株分けして植え替えます。

手入れ

咲き終わった花がらは脇芽の上でカットします。

満開の花を見るとなかなか切り戻せませんが、早めに切り戻すことで繰り返し花を咲かせてくれます。

夏越し

高温多湿は苦手なので、梅雨に入る前には半分くらいの丈で切り戻しておきましょう。

冬越し

冬はほとんどの葉を落として越冬します。

地上部が枯れたら地際で切り戻しておきましょう。株の周りをバーク堆肥などで覆っておくと凍結防止になります。

病害虫

病気は特に見られません。

害虫は比較的少ない方ですが、カイガラムシやメイガの幼虫が発生することがあります。見つけ次第駆除しましょう。

増やし方

株分けや挿し木で増やすことができます。

株分けの適期は春か秋になります。

挿し木の適期は春から梅雨時期か、秋になります。

サルビア・ネモローサ・スノーヒルのまとめ

満開のサルビア・ネモローサ・スノーヒル

  • 暑さ寒さに強い宿根草
  • 開花期は春から秋
  • 真っ白な小花を穂状に咲かせる
  • 草丈30〜50cmで薔薇の下草にも最適
  • 2年目以降は大株になり見応えがある
  • 花後早めに切り戻すことで繰り返し花を咲かせる

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