シレネの仲間は約300種類もあり、多くは高山の岩場や砂礫地、海岸に自生しています。
そのため、どの品種も日当たりと水はけの良い環境を好みます。
丈夫さは品種によって差がありますが、乾燥気味に育てるのが共通するポイントです。
今回は私が育てた中から4品種紹介します。
もくじ
シレネ ユニフローラ
参照元 写真AC
シレネ ユニフローラの花期は春〜初夏。
釣鐘状の可愛い花を咲かせるほふく性の品種です。
写真は斑入り葉品種の「ドレッツバリエガータ」ですが、斑入りが入らない品種もあります。
斑が入らない品種は葉が緑灰色で、花は白とピンクがあります。
ユニフローラは、ハンギングバスケットのような風通しの良い乾燥気味の環境が最適です。
地植えにするならレイズドベッドの縁やロックガーデンがおすすめです。
*4品種の中では一番流通量が多い品種になります。
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シレネ ブルガリス
シレネ ブルガリスの花期は春〜初夏。
淡いグリーンの風船のようなガクに、2cm弱の白い花を咲かせます。
白い花びらは小さく、ガクのグリーンの方が目立ちます。
葉は緑灰色をしています。
野草的な雰囲気なので、脇役のように花壇で使うのがおすすめです。
株元が込み合わない草姿は蒸れにくく比較的夏越しも楽です。
夏を越せば、秋にもチラチラと花を咲かせてくれますよ。
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シレネ ラティフォリア
シレネ ラティフォリアの花期は春〜秋。
緑葉に真っ白な花を咲かせます。
草丈は40〜60cmほどで花壇におすすめです。
花は夜開性で夕方から開き、朝になるとだんだんと閉じていきます。
日中に咲いているのが見られないのが残念です。
シレネの中では暑さに強く、今回紹介する4品種の中では一番丈夫です。
*「ホワイトキャンピオン」の名前でも流通しています。
シレネ ガリカ
シレネ ガリカの花期は春〜初夏。
赤褐色のスポットが入った可愛い小さな花を無数に咲かせます。
満開の様子はリバティープリントの小花のようで目を引きます。
性質は丈夫で、自然とこんもりとした株になるので手がかかりません。
高温多湿に弱く暖地では一年草扱いですが、一度植えれば種がこぼれて、どこからともなく毎年咲いてくる花です。
*大株になると蒸れやすいので、暖地以外でも夏を越せないことがあります。
「シレネ ガリカ クインクエベルネラ」の名前でも流通しています。
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まとめ
今回紹介した4品種を育てやすい順に並べると
ラティフォリア>ガリカ>ブルガリス>ユニフローラ
になります。
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