「 シモツケ・ゴールドフレーム 」はライム色の葉が美しい落葉低木。
春の芽吹き、春から初夏に咲かせるピンク色の花、秋の紅葉と1年を通じて長く楽しめます。
育てやすくて大きくならず、観賞期間もとても長い、特に初心者におすすめの低木です。
今回は葉も花も楽しめる低木「 シモツケ・ゴールドフレーム 」の特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
シモツケ・ゴールドフレームの基本情報
バラ科 シモツケ 属
落葉低木
原産地 日本 中国 朝鮮半島
開花期 5〜7月
花色 ピンク
草丈 80cm前後
葉張り 100cm前後
耐寒性 強い
耐暑性 強い
日照 日向
シモツケ・ゴールドフレームの特徴
芽出し直後の葉は赤みを帯びたオレンジ色で、のちにライム色に変わり、晩秋には赤く紅葉します。
5月中旬から7月にかけてピンク色の花を咲かせます。
樹形は地際からこんもりとしたボリュームのある形になります。小さな苗で購入し、寄せ植えで楽しんでから庭に植え替えるのもおすすめです。
暑さ寒さに強く、育てやすくて大きくならず、観賞期間もとても長い、特に初心者におすすめの花木です。

春の芽吹き オレンジ色の新芽が美しい

5月初旬 葉はライム色に変わり蕾をつける

5月中旬 花が咲き始める

5月下旬 満開の花

12月中旬の紅葉した葉
このようにシモツケ・ゴールドフレームは鑑賞価値がとても長く、育てやすいので、初心者にもおすすめです。
シモツケ・ゴールドフレームの育て方
栽培環境
日当たりの良い場所、腐植質に富んだ水はけと水もちのよい土壌を好みます。
水やり
鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は降雨に任せますが、夏場に乾燥するようなら水やりします。
肥料
多くの肥料を必要としません。
鉢植えは、新芽が伸び出す4月に緩効性化成肥料や固形の油かすを施します。地植えは必要ありません。

オレンジの新芽が鮮やかなシモツケ
植え付け・植え替え
厳寒期を除く落葉期(11月〜12月と3月初旬〜4月)が適期です。
植え付け
赤玉土小粒4、赤玉土中粒3、腐葉土3の配合土など、腐植質に富んだ、水はけと水もちのよい用土で育てます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土でも問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土と赤玉土中粒を混ぜ込み水はけと水持ちの良い環境を作ります。
植え替え
生育旺盛なので、鉢植えは毎年ひとまわり大きな鉢に植え替えます。
地植えの場合は植え替えの必要はありません。
手入れ
咲き終わった花がらを摘み取ると、脇芽が伸びて再び花を咲かせます。
花がら摘みが面倒な場合は、ひと通り花が終わった頃に全体を軽く切り戻します。
すると、ひと月くらいでまた花を咲かせてくれます。
この作業を繰り返すことで7月頃まで花を楽しむことができます。
剪定
剪定は花後から翌年の3月くらいまでいつでもできます。
剪定の目的は形を整えることと、日当たりや風通しを良くすることです。日当たりや風通しを良くすることで、病害虫の発生を防ぎ植物の成長を促進することができます。
剪定は混み合っている枝や、伸びすぎてバランスが悪い枝、葉がつかなくなった古い枝を切り取り、新しい枝に更新します。
樹形を大きく整えたいときは丸く刈り込みます。

6月9日 全体を20cmくらい剪定しました

7月中旬 再び開花しました
病害虫
アブラムシがつくことがあります。
アブラムシは色々な病気の原因となるので、見つけ次第駆除しましょう。
増やし方
挿し木で増やせます。
挿し木の適期は6〜7月です。挿し穂には、木質化していない先端の枝を使ってください。
まとめ
- 育てやすくて大きくならず、観賞期間もとても長い、初心者におすすめの低木
- 春から初夏にかけて可愛いピンク色の花を咲かせる
- 芽出し直後の葉は赤みを帯びたオレンジ色で、のちにライム色に変化する
- 花のない時期でも、春から秋まで葉色の変化を楽しむことができる
- 日当たりの良い場所と、水はけ水持ちの良い腐植質に富んだ土壌を好む
- 剪定は花後から翌年の3月くらいまでいつでもできる
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんのお役に立てると嬉しいです。
*「Amazon」のアソシエイトとして、「ゆるっとガーデニング 」は適格販売により収入を得ています。