ツルバキア・シルバーレースは、ネギ科の多年草で、暑さと乾燥に強い丈夫な植物です。
その魅力は、美しい斑入りの葉と可憐なピンク色の花にあります。
日向を好み、日当たりが悪いと花上がりが極端に悪くなるので、日当たりの良い環境で育てることが重要です。
今回はツルバキア・シルバーレースの特徴や育て方についてご紹介します。
もくじ
ツルバキア・シルバーレースの基本情報
科名 | ネギ科 |
属名 | ツルバキア属 |
分類 | 耐寒性多年草(冬季常緑〜半常緑) |
原産地 | 南アフリカ |
開花期 | 6〜9月 |
花色 | ピンク(紫がかったピンク) |
花の大きさ | 2cm |
草丈 | 葉は30cm、花は40〜50cm |
耐寒性 | 普通(マイナス6℃程度) |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向 |
ツルバキア・シルバーレースの特徴
ツルバキア・シルバーレースは、白い斑入り葉が美しく、花のない時期も鑑賞価値が高い品種です。葉や茎にはニラのような匂いがあります。
初夏になると、細長い葉の間から長い花茎を立ち上げ、先端に小さなピンク色の花を咲かせます。花期は秋までと長く、我が家では10月中旬ごろまで花をチラチラと咲かせています。
ツルバキア・シルバーレースは、緑葉の品種に比べて花上がりがあまり良くありません。花を次々と咲かせるには、日向で育てるのが大切なポイントです。
ツルバキア・シルバーレースは、暑さや乾燥に強く、とても丈夫です。そのため、初心者でも簡単に育てることができます。
ツルバキアは、主にビオラセア種とフラグランス種の2種類があります。
- ビオラセア種は、花期が初夏〜秋と長い。花の色は紫、白、ピンクがある。
- フラグランス種は、花期が3〜5月と短い。花色は白、ピンクがある。花に香りがある。酸性土壌が苦手。
*シルバーレースはビオラセア種の斑入り品種で、花色はピンク色のみになります。
▼斑入りのカラーリーフプランツはこちらの記事から
ツルバキア・シルバーレースの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと水はけが良い環境を好みます。
花を次々と咲かせるには日当たりの良さが重要です。日当たりが悪い場所では花上がりが極端に悪くなります。
乾燥には強く、根が張ればかなりの乾燥に耐えます。西日が当たる場所でも問題なく育ちます。
多湿な環境はやや苦手ですが、長雨にも耐える丈夫な性質の植物です。
用土
水はけが良ければ土質を選びません。
鉢植えの場合は、市販の培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた庭土に腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い環境を作りましょう。
ツルバキア・シルバーレースの育て方
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は、根付いた後は降雨に任せます。夏場に日照りが続くようなときには水やりをしましょう。
植え付け・植え替え
ツルバキア・シルバーレースの植え付け・植え替えは、真冬と真夏以外はいつでも可能です。
鉢植えの場合は、根詰まりするようならひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
地植えの場合は植え替え不要です。
肥料
痩せ地でも育つほどなので、肥料は基本的には不要です。 生育が良くないときには、春か秋に緩効性肥料を置き肥します。
手入れ
咲き終わった花茎は根元から切り取ります。花茎をまめに切っておくと花上がりが良いです。
株が混み合ってきたら、春か秋に株分けしましょう。(球根植物ですが4〜5年は植えっぱなしで大丈夫です。)
夏越し
ツルバキア・シルバーレースは、暑さには強いので特別な対策は不要です。
冬越し
ツルバキア・シルバーレースの耐寒温度はマイナス6℃程度で、地域によっては寒さで地上部が枯れますが、根が生きていれば春には芽吹きます。土が凍るような地域では、株の周りをバーク堆肥などでマルチングしておくと防寒対策になります。
寒冷地では冬は室内に取り込みましょう。
病害虫
ほとんど見られません。こんなに病害虫に強い植物はなかなかないです。
増やし方
大株になったら、春と秋に株分けで増やせます。
まとめ
- 涼しげな斑入り葉とチラチラ咲く花が魅力の多年草
- 暑さと乾燥に強い
- 花期は初夏から秋
- 日向で育てると花上がりが良い
- 丈夫で育てやすい
ツルバキアはホームセンターや園芸店にはあまり流通していません。通販で探すのがおすすめです。
私は「おぎはら植物園」のオンラインショプで購入しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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