サルビア ミスティック・スパイヤーズブルーの育て方

サルビア・ミスティック・スパイヤーズブルー

サルビア『ミスティック・スパイヤーズブルー』は、濃い青紫の花穂がとても美しい多年草。

長く伸びる花穂は、ボリュームがありとても豪華で、春から初冬まで休まず咲き続けます。

丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめです。

今回はサルビア『ミスティック・スパイヤーズブルー』の特徴や育て方をご紹介します。

サルビア『ミスティック・スパイヤーズブルー』の基本情報

サルビア・ミスティック・スパイヤーズブルー

スッと伸びた花穂が美しい

分類 半耐寒性多年草(冬季落葉種)
シソ科
サルビア属
学名 Salvia longispicata×farinacea
花色 濃い青紫
花期 4月〜11月
草丈 60cm〜80cm
葉張り 60cm前後
耐寒性 普通(マイナス5℃前後まで)
耐暑性 強い
日照 日向

 

サルビア『ミスティック・スパイヤーズブルー』の特徴

サルビア・ミスティック・スパイヤーズブルー

8月の庭から

『ミスティック・スパイヤーズブルー』は『インディゴスパイアーズ(ラベンダーセージ)』の背丈が低めの新品種です。

花が美しい

濃い青紫の花がとても美しい。

小花を咲かせながら穂状に長く伸びていきます。

花穂は太くてボリュームがあるのでとても豪華です。

先端まで咲くと花穂の長さは30cm近くなり見応えがあります。

花びらが散った後も黒っぽいガクが残り、長い間鑑賞できます。

花期がとても長い

花期は春から初冬までと長く、夏の間も休まず咲き続けます。

暑さに強く真夏も花を咲かせ続けます。

成長が早く丈夫

茎は硬く真っ直ぐに立ち上がり株立ちになります。

生育がとても早いのでぐんぐん伸び、伸びながら花を次々に咲かせます。

草姿が乱れた時は切り戻せば、再び姿良く花を咲かせてくれます。

丈夫で育てやすいサルビアです。

切り戻しでコンパクトに咲かせることもできますが、本来の伸び伸びとした姿の方が魅力的です。

 

サルビア『ミスティック・スパイヤーズブルー』の育て方

サルビア・ミスティック・スパイヤーズブルー

8月の庭 濃い青紫の花が花壇を華やかにしてくれる

栽培環境

日当たりが良く水はけの良い環境を好みます。

大きく育つので、鉢植えより地植えがおすすめです。

水やり

鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えます。

地植えの場合は降雨に任せます。
乾燥してしおれるような時は水やりします。

肥料

あまり肥料を必要としません。

成長が悪い時のみ追肥を与えます。

植え付け・植え替え

適期は春と秋です。

寒さにはあまり強くありません。
秋に植え付けるなら早めに植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土かハーブの土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、水はけが悪いようなら腐葉土や堆肥を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

サルビア・ミスティック・スパイヤーズブルー

手入れ

花が先端まで咲き終わったら花茎の根元で切り取ります。

草姿が乱れたときは短く切り戻しておくと再び姿良く花を咲かせます。

*強い風などで折れやすいので支柱をしておきましょう。

夏越し

暑さに強いので特別な対策はいりません。

大きく育った株は強い風で折れやすいので、台風が来るような時は対策が必要です。

台風前に切り戻しておくという方法もあります。(生育が早いので、またすぐに大きくなり花を咲かせます。)

冬越し

冬は地上部を枯らすので、2節ほど残して切り戻しておきます。

根が凍ると枯れることがあるので、株元を腐葉土でマルチングして不織布などで防寒対策をすると良いでしょう。

ネットには耐寒温度は0度という情報が多いですが、我が家では冬の夜間は不織布で防寒してマイナス7℃まで耐えています。

寒冷地の冬越しは、秋に挿し木で増やしておいて冬は室内に取り込むのが確実です。

サルビア・ミスティック・スパイヤーズブルー

病害虫

病気はほとんど見られません。

害虫もあまり見られませんが、メイガの幼虫が発生することがあります。
見つけしだい駆除します。

増やし方

挿し木で増やせます。

適期は5〜6月と9月〜10月初旬になります。

 

まとめ

  • 濃い青紫の花穂がとても美しい
  • 春から初冬まで咲き続ける
  • 草丈が高くなるので花壇向き
  • 日当たりと水はけの良い環境を好む
  • 冬の最低気温が0度以下になる地域では対策が必要

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