細く長く伸びた葉を持つグラスは、その線状のシルエットが特徴的な植物です。
ガーデンにグラスを取り入れると、花だけでは単調になりがちな景色に奥行きが生まれ、花の個性をより際立たせるアクセントになります。
風にそよぐグラスの姿は、見る人の心を惹きつける魅力があります。また、冬に葉が枯れた姿も趣深く、冬の庭に豊かな表情を与えてくれます。
グラスの多くは丈夫で育てやすく、地植えにすれば水やりの手間もほとんどかかりません。
今回は我が家の庭で育つ、おすすめのグラス10種類をご紹介します。
もくじ
ペニセタム・jsジョメニク

7月の庭から
チカラシバの黄金葉品種で、ライムグリーンの葉がとても美しいグラスです。
大きくなっても草丈30cmほどの小型種で、花壇の縁取りや通路脇で活躍してくれます。

4月初旬の庭から
芽吹きの頃の葉は特に鮮やかで目を引きます。

8月の庭から
夏に立ち上げる穂は葉の色と同系色で、悪目立ちしないのも魅力のひとつです。
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フウチソウ
フウチソウは、風にそよぐ涼しげな葉が美しい日本原産の多年草。写真の斑入り品種の他に、緑葉や黄金葉の品種もあります。半日陰や日陰に強く、大株になると見応えがあります。
カレックス
カレックスは常緑性のグラスで、その種類は約2000種あるとも言われています。
ここでは寒さに強い品種を3種ご紹介します。どれも冬の間は毎日霜が降りる我が家でも常緑で冬を越しています。
カレックス・エヴァリロ
エヴァリロは黄金葉がとても美しい品種。細長い葉をフワッと枝垂れるように広げ、大株になると存在感があります。
春に出る穂はあまり鑑賞価値はありませんが、とにかく葉が美しいのでおすすめです。
カレックス・コマンス

1月の庭から

地植えにすると大きく育つ
コマンスは糸のように細い葉が特徴的で、葉先が柔らかくカールして垂れ下がります。成長すると草丈が30cmくらいになりますが、ポット苗なら寄せ植えにもおすすめです。
緑葉は「フロステッドカール」、銅葉は「ブロンズカール」の名前で流通しています。
カレックス・アウバウム

半日陰のアウバウムは銅葉が濃くならない
アウバウムは銅葉のカレックス。葉は硬めでしっかりと立ち上がり、葉先が枝垂れる美しい姿をしています。

6月の庭 日向のアウバウムは濃い銅葉になる
アウバウムは環境で葉の色がかなり違ってきます。日当たりが良い場所ほど銅葉が濃くなります。草丈は45cm程度です。
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スキザクリウム・カメレオン
青みがかった葉に白い斑が入る美しいグラスで、日当たりの良い場所では葉先がピンク色を帯びます。
葉だけの時期は草丈40cmほどですが、秋に上がる穂は1m近くになります。
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スティパ・エンジェルヘアー

5月の庭から
細く柔らかい葉がとても綺麗で、初夏には透き通るような穂が風にそよぎ、うっとりするほど美しいグラスです。こぼれ種でとてもよく増えます。
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ホルデューム・ジュバタム

6月の庭から
ホルデューム・ジュバタムは麦の仲間で、初夏にライムグリーンの美しい穂を立ち上げます。穂は光を受けてキラキラと輝き、風にそよぐ姿が美しいグラスです。
夏の暑さに弱く暖地では夏越しが難しいですが、環境が合えばこぼれ種が発芽して翌年も楽しめます。
ペニセタム・カーリーローズ

9月の庭から

8月の庭から
紫がかったピンク色の穂が美しいグラスです。穂は初夏から寒くなるまで次々あがります。成長が早く1年で大株になります。
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大きくなると倒れやすいので、穂が上がるまでに2回ほど切り戻すか、あらかじめ鉢スタンドを利用して倒伏を防いでおくと良いです。
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ミューレンベルギア・カピラリス

10月の庭から
赤紫の穂がとても美しいグラスです。シルバーグリーンの細い葉は硬く、しっかりと立ち上がり、穂が上がると草丈1m近くになり見応えがあります。
近年人気が出ているグラスで、ホームセンターでも見かけるようになりました。
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パニカム・チョコラータ
青みがかった緑葉で、葉先がチョコレート色をしています。夏から立ち上げる穂は細かくて軽やか。秋には葉が紅葉します。
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パニカム・ヘビーメタル
青みがかった緑葉を真っ直ぐ立ち上げる、立ち姿が美しいグラスです。強風や雨でも倒れず、一年を通して美しい姿を保ちます。
葉は秋には黄色っぽい色になり、枯れるとベージュに変化します。葉が枯れても真っ直ぐに立ち上がる姿は変わりません。
風にそよぐグラスは見ているだけで癒されます。お庭の植栽に少しグラスを入れると自然風でバランスが良くなります。あなたもグラスを育ててみませんか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
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