宿根草は同じ株から何年も続けて花を咲かせる植物。
厳密には冬は地上部(葉や茎)が枯れるものを宿根草、冬も地上部がある物を多年草と呼びます。
園芸では多年草も宿根草と呼ぶことが多いです。
宿根草のいちばんの魅力は寿命が長いこと。
そして成長の過程を楽しめることも魅力です。冬の間地上部を枯らしていた宿根草の芽吹きには毎年感動します。
私の庭の草花は宿根草が9割を占めていますが、今回はその中から特におすすめの宿根草を13種類選んでご紹介します。
もくじ
植えてよかった宿根草13選
アガスターシェ(アニスヒソップ)
アガシターシェは、アニスヒソップやカワミドリの名前でも流通する宿根草。
花期は初夏から晩秋までと長く、花もちが良くひとつの花が長い間楽しめます。
ブルーや紫の花を咲かせる品種が4種類ほど流通しています。
園芸店やホームセンターで見かけることはほとんどなく、主にネット通販で流通します。
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エキナセア
エキナセアは 花弁が下向きにつき、独特なフォルムが印象的な宿根草。
花色や花姿、草丈の違いなどで多くの品種があります。
フラダンサーやパリダのように花茎が長くそよそよとした雰囲気の品種や、パープレアのようにこんもり、がっしりとした品種もあります。
エキナセアの花期は初夏から夏ですが、「エキナセア・パウワウ・ワイルドベリー」のように秋まで花を咲かせる品種もあります。
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エリゲロン
源平小菊の別名を持つエリゲロンは、小菊のような可憐な花が魅力です。
花色は白からピンクへと変化し、満開の時期には2色咲きのようになります。
とにかく丈夫で土壌も選ばず、グランドカバーに最適です。
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カーリメリス
白い小菊のような花を次々と咲かせるカーリメリス。
花期は春から秋と半年にわたって咲き、夏の間も花は休みません。
とにかく丈夫です。地下茎やこぼれ種でよく増えます。
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ガイラルディア・グレープセンセーション
紫がかったピンク色の花を初夏から晩秋まで長期間にわたって咲かせます。
多湿は苦手ですが、日当たり・水はけ・風通しの良い場所に植え付ければ元気に育ちます。
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ガウラ
穂状に咲く小花が風に揺れる様子が、白い蝶が飛んでいるようなので、別名「白蝶草」とも呼ばれます。
花期は初夏から晩秋までと長く、次々と花を咲かせながら成長していきます。
暑さに強く夏の間も花は休むことがありません。
近年は品種改良された矮性種も流通しています。矮性種は狭い場所でも使え、花壇の縁取りなどにも利用できます。品種改良されたものはこぼれ種で増えすぎないのでオススメです。
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カラミンサ
初夏から晩秋まで小さな白い花を次々と咲かせるカラミンサ。
どんな植物ともよく馴染み、花束で言えばかすみ草のような存在です。
暑さに強く、花の少ない夏の花壇で頼りになります。
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コレオプシス
コレオプシスは花上がりが良く、初夏から晩秋まで沢山の花でお庭を彩ってくれます。
品種が多く花色が豊富なのも魅力です。
気温で花色が変わります。
写真は同じ鉢植えのコレオプシスですが、季節が違うとここまで花色が違います。
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サルビア・アフリカンスカイ
淡いブルーの小花が夏の庭を涼しげに演出してくれます。
『寒さに弱い』との情報が多いですが、実際は結構強いです。
なぜなら冬の最低気温がマイナス8度まで下がる我が家の庭で、防寒対策なしで2度冬を越しています。(株元をバーク堆肥でマルチングはしていますが、他には何もしていなくて野ざらし状態です。)
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サルビアネモローサ・カラドンナ
真っ直ぐ立ち上がる長い花穂が印象的なサルビア・ネモローサカラドンナ。
濃い紫の花穂が美しく、近年とても人気があるサルビアです。
1年目より2年目からが本来の綺麗な草姿になり見応えがあります。
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三尺バーベナ
ポンポンのような花を初夏から秋まで次々と咲かせます。丈夫なのも魅力です。草丈が高くなるので花壇の後方で良い仕事してくれます。
こぼれ種で増えすぎるので、邪魔者扱いされることがありますが、この草姿は他にはないのでオススメです。
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ツルバキア・シルバーレース
花は小さくチラチラとしか咲きませんが、そこがまた魅力的なツルバキア・シルバーレース。
白い斑入りの葉は花の咲かない時期も鑑賞価値が高いです。
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ネペタ
キャットミントの名前でも流通するネペタは、ハーブの仲間でミントに似た香りがあります。
ミントよりちょっと甘めの香りですが、触れるたびに癒されます。
草丈によって『シックスヒルズジャイアント』や『ウォーカーズロウ』、『キャッツパジャマ』など数種類が流通します。黄金葉の品種もあります。
花期は初夏から秋。
花は咲き続けるわけではありませんが、切り戻しで繰り返し咲きます。
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宿根草が手に入る通販サイト
今回ご紹介した中に気になる宿根草はありましたか?
宿根草は寿命が長いので、一度植えると何年にも渡って楽しむ事ができるのが魅力です。
宿根草の苗はホームセンターでは取り扱い品種が少ないので、私はいつもネット通販を利用しています。
開花株のポット苗が出回るのは春が多いのですが、実は宿根草は秋に植えるのがオススメです。
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秋の苗はネット通販だと10月から出回ります。人気の品種はすぐに売り切れてしまうこともあるので、こまめにチェックしてくださいね。
私が良く利用するのは「おぎはら植物園」と「園芸ネット」です。
それぞれの特徴をご紹介します。
おぎはら植物園
おぎはら植物園は宿根草と山野草のお店。
実店舗は長野県の上田市と軽井沢町にあり、通販サイトは楽天市場の中にあります。
おぎはら植物園の特徴は品種が豊富なこと。例えばサルビアだけでも40種類くらいあります。
園芸店やホームセンターでは出会えない珍しい品種がたくさん揃っていますよ。
春や秋のガーデニングシーズンは注文が殺到して一時的に閉店してしまう事が多いので、夏や冬の間に覗いてリサーチしておきましょう。夏は品切れになっている商品でも、苗が育って出荷できる状態になると注文できるようになります。
園芸ネット プラス
園芸ネットプラスは「園芸ネット」の楽天市場店。
花苗や野菜苗、球根、種、観葉植物、鉢、ガーデニング雑貨、肥料や土のような資材もある通販サイトです。
ガーデニングに関するものは何でも揃っているのが特徴です。
▼園芸ネットには苗の予約ができる園芸ネット予約店(楽天市場店)もあります。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/engei3r/
どうしても手に入れたい植物はここで予約しておくのがおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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