「日陰だから植物が育たない…」
「うちの庭は日当たりが悪いから、 植物を育てるのを諦めてたんだ…」
そんな風に思っている方は必見です! 実は、日陰を好む植物はたくさんあります。 むしろ、日当たりが良すぎる場所では、葉焼けや乾燥でうまく育たない植物も。
今回は日陰に強く、丈夫な常緑植物を9種類厳選しました。
緑豊かな庭作りの第一歩を、一緒に始めましょう。
この記事では簡単な特徴をまとめています。
気になる植物があれば、リンク先の記事で詳しい育て方をチェックしてみてください。あなたの庭にぴったりの植物がきっと見つかるはずです。
もくじ
アイビー
アイビーはヘデラの名前でも流通している耐寒性多年草(つる性)です。
様々な模様の入る斑入り品種が人気で、その数は数百とも言われています。
常緑で耐寒性が強く、冬も葉を茂らせているので寄せ植えやグランドカバーに人気があります。
日向から日陰まで育ち、丈夫で初心者にも育てやすい植物です。耐陰性があるので室内で育てることもできます。
アジュガ

銅葉品種の「チョコレートチップ」

4月 満開のアジュガ
アジュガはランナーでマット状に広がる耐寒性多年草です。
春にたくさんの花を咲かせる姿は華やかで見応えがあります。
葉の色は緑葉・斑入り・銅葉などがあります。画像は銅葉品種の「アジュガ・チョコレートチップ」。アジュガの中では一番丈夫な品種です。
シンバラリア(コリセウムアイビー)
シンバラリア(コリセウムアイビー)はほふく性の耐寒性多年草です。
北海道でも育つほど寒さに強い植物で、半日陰や日陰の環境でよく茂り、こぼれ種でも増え群生します。
花は紫や白があります。花期は春から晩秋ですが、我が家ではほぼ一年中花を咲かせています。
*我が家は耐寒性ゾーン8b(最低気温マイナス9.4〜マイナス6.7)の地域です。
吉祥草(キチジョウソウ)
吉祥草(キチジョウソウ)は日本を含むアジア地域に分布し、湿った林床や岩の間に自生する耐寒性多年草です。
半日陰から日陰の湿り気のある場所を好みますが、ある程度の乾燥にも耐える丈夫な植物です。
名前からは和風のイメージが強いですが、洋風の庭にもよく馴染みます。
ハツユキカズラ
ハツユキカズラは、斑入り葉が美しい耐寒性低木(つる性)です。
新葉にピンクと白の斑が入るのが特徴で、生育はゆっくりなので寄せ植えにも人気があります。
日向から日陰まで場所を選ばず幅広い環境に適応します。
一旦根付くと取り除くのが大変なほどしっかりと根を張るので、地植えの場合は植え付け場所には注意が必要です。
ヒューケラ
ヒューケラは、美しい葉色が魅力の耐寒性多年草です。
赤、紫、オレンジ、黄色、緑など、バラエティ豊かな葉色があり、一年を通して庭を彩ってくれます。
半日陰を好み、強い日差しは苦手ですが、近年は直射日光に強い品種も販売されています。
フッキソウ

1月 庭のフッキソウ
フッキソウは、日本を含む東アジアに分布する草丈20cmほどの耐寒性小低木です。
地面を這うように茎を伸ばし、その先端が立ち上がり葉をつけます。
主に流通しているのは緑葉と斑入り葉の2種類です。
ベニシダ

2月 花壇のベニシダ
ベニシダは本州・四国・九州などに分布する耐寒性多年草です。
新芽の色が赤やオレンジを帯び、とても美しいのが特徴で、草丈は30cmほどで使いやすい常緑のシダ植物です。
シダは和風のイメージがありますが、洋風の庭でも使いやすい植物です。
葉の形や色が違うヒューケラやヤブラン、ホスタなどと合わせるとお互いを引き立てて日陰のシーンを素敵に彩ってくれます。
*耐寒性がやや弱く、耐寒温度はマイナス8度程度と言われています。そのため東北以北では戸外での越冬は難しいかもしれません。
ヤブラン
ヤブランは、日本を含む東アジアに分布する耐寒性多年草です。
日向から日陰まで幅広い環境に適応する丈夫な植物で、根が張れば乾燥にも耐えます。
基本種は緑葉ですが、黄金葉や斑入り品種を選べば日陰の良いアクセントになります。
この記事では、日陰でも育つおすすめの常緑植物をご紹介しました。
それぞれの植物には個性があり、育て方にも少しずつ違いがあります。
ぜひ、あなたの庭の環境や好みに合わせて、最適な植物を選んでみてください。
日陰におすすめの落葉植物は▼あわせて読みたいの記事でご紹介しています。よかったら覗いてみてくださいね。
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